ベラール王国(読み)ベラールおうこく(その他表記)Berār

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベラール王国」の意味・わかりやすい解説

ベラール王国
ベラールおうこく
Berār

イマード・シャーヒー`Imād Shāhī王国ともいう。インドバフマニー朝末期,1484年にベラール州総督であったファテウッラー・イマードゥルムルク (在位 1484~1504) が,ベラールを首都に建設した王国 (1484~1574) 。バフマニー朝分裂後のムスリム5王国中,最も北に位置し,デカン3強国の一つであったアフマドナガル王国によって,1574年併合され,5王国中最も早く滅亡した。

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関連語 シャーヒー朝

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ベラール王国」の解説

ベラール王国(ベラールおうこく)

イマード・シャーヒー朝

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世界大百科事典(旧版)内のベラール王国の言及

【ムスリム五王国】より

…これらの王国はその支配領域の名を冠して呼ばれることもある。 このうちイマード・シャーヒー王国(ベラール王国)がニザーム・シャーヒー王国(アフマドナガル王国)に併合され,いちばん初めに滅び,バリード・シャーヒー王国(ビーダル王国)も,17世紀初めごろ,クトゥブ・シャーヒー王国(ゴールコンダ王国)とアーディル・シャーヒー王国(ビジャープル王国)とによって分割・併合された。残った3王国は,北から迫ってくるムガル帝国の圧力に抵抗していたが,1636年,シャー・ジャハーン時代のムガル帝国にアフマドナガル王国が併合された。…

※「ベラール王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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