ベルギー音楽(読み)ベルギーおんがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルギー音楽」の意味・わかりやすい解説

ベルギー音楽
ベルギーおんがく

民族性,言語,風習などで異なっているフランドル地方とワロニア地方とに分けられるが,15~16世紀にはフランドル地方がポリフォニー音楽の巨匠たちを生み出し,音楽史上最も輝かしい舞台を提供した。 18世紀後半から F.ゴセック,A.グレトリーらのすぐれた音楽家がパリで活躍し,19世紀にはベルギー音楽の主流がワロニア地方に移り,H.ビュータンや E.イザイらのバイオリン楽派や C.フランクを生み,フランスの音楽界にまで大きな影響を与えた。同時に 19世紀後半から国民主義の風潮に乗り P.ブノアを中心にフランドル音楽の復興が叫ばれ,J.ヨンゲンらによる母語のオペラが作曲されたり,フランドルの民謡を用いた作品が作られた。現代の代表者は J.アプシル,M.プート,H.プスールらである。

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