最新 地学事典 の解説
ベルテシュセレーシュいせき
ベルテシュセレーシュ遺跡
Vértesszölös site
ハンガリー,ブダペストの西約50kmにある前期旧石器時代のキャンプ地の跡。L.Vértesらによって1963~67年発掘。原人Homo palaeohungaricusの後頭骨が2片出土。ドナウ川の河岸段丘の礫層中に住居面がある。ミンデルあるいはエルスター氷期に対比され,約35万年前にさかのぼる。珪岩・フリントを素材とする膨大な量のチョッパー・チョッピングツール・剝片類が出土。小型の石器が多く,Buda Industryと呼ばれる。動物相は更新世中期初頭の特徴を示す。
執筆者:小野 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

