世界大百科事典(旧版)内のベルヒ,H.V.denの言及
【黄疸】より
…しかし黄疸の研究が化学的に展開したのは19世紀半ばで,R.フィルヒョーはビリルビンとヘモグロビン(血色素)の関係について述べ(1847),その後J.W.L.アショフ,ウィップルG.H.Whippleらはビリルビンはヘモグロビンから生成されることを明らかにした。ベルヒHijmans van den Berghらは,P.エールリヒのジアゾ試薬を用いて,ビリルビンには直接型反応を呈するものと間接型反応を呈する2種類があることを報告した(1916)。1950年前後からビリルビン研究の飛躍的な進歩に伴い,黄疸の病態生理は漸次解明されてきたが,いまだ不明な点も多い。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」