ベローゾフザボチンスキー反応(読み)ベローゾフザボチンスキーハンノウ

デジタル大辞泉 の解説

ベローゾフザボチンスキー‐はんのう〔‐ハンオウ〕【ベローゾフザボチンスキー反応】

ベロウソフジャボチンスキー反応

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 の解説

ベローゾフ-ザボチンスキー反応
ベローゾフザボチンスキーハンノウ
Belousov-Zhabotinskii reaction

1958年にB.P. Belousovがクエン酸について発表し,のちにA.M. Zhabotinskiiがいくつかの有機酸について詳しく調べた周期反応で,ザボチンスキーの振動反応ということもある.代表的なのは,セリウムイオンを触媒とするマロン酸臭素酸による酸化反応で,条件を整えると,よくかくはんされている状態でも Ce/Ceの比と Br濃度が分単位で変化し,溶液が淡青色と橙赤色の間を振動する.また,かくはんしていないときは,しま模様が発達する.散逸構造の典型的な例として注目を集めた.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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