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散逸構造 さんいつこうぞう dissipative structure

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

散逸構造
さんいつこうぞう
dissipative structure

エネルギーが出入りする開放系では,エントロピーのより低い,秩序ある相状態へ系が移行する場合がある。このようにエネルギーの散逸に伴って発生する秩序構造を I.プリゴジン散逸構造と呼んだ。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

散逸構造

物質の拡散など熱力学的な不可逆現象(散逸過程)が進行する非平衡世界に現れる秩序。ベロウソフ・ジャボチンスキー(BZ)反応と呼ぶイオン濃度の振動や、ベナール対流という渦巻く熱対流は代表例。生物界に多い。都市論などでも関心を集める。I.プリゴジンが理論で示した。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

さんいつ‐こうぞう〔‐コウザウ〕【散逸構造】

平衡状態ではない散逸過程の下にある物質系で、自己組織化によって形成される巨視的な構造。ベナール対流ベロウソフジャボチンスキー反応などが知られる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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百科事典マイペディアの解説

散逸構造【さんいつこうぞう】

温度の異なる二つの物体を接触させると熱が移動してしばらくすると全体として温度差がなくなるが,この温度差がなくなる状態が熱平衡で,熱平衡にない状態のことを非平衡という。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

さんいつこうぞう【散逸構造】

物理学者プリゴジーンが提唱した用語。熱平衡状態ではない不可逆な変化の過程で生ずる巨視的な秩序構造。エントロピー増大、エネルギーの散逸が起こり、安定状態が分岐して新たな状態に転移して形成される。多様性に富み、無秩序から秩序が生まれる点で、宇宙や生命を解明する手がかりとして注目されている。

出典|三省堂
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