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有機酸 ゆうきさんorganic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有機酸
ゆうきさん
organic acid

酸性の有機化合物の総称。多くはモノカルボン酸 RCOOH ,ジカルボン酸 HOOC(CH2)nCOOH であるが,スルホン酸 R・SO3H ,スルフィン酸 R・SO2H ,フェノール ArOH ,エノール RCH=C(OH)R ,チオフェノール ArSH ,オキシム RCH=NOH ,芳香族スルホンアミド ArSO2NH2,ArSO2NHR ,第一級および第二級ニトロ化合物 RCH2NO2,R2CHNO2 なども酸性を示すので,有機酸に加えられることがある。一般に無機酸に比べて酸性は弱いが,ジカルボン酸,カルボン酸,スルホン酸およびスルフィン酸は比較的酸性が強い。

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大辞林 第三版の解説

ゆうきさん【有機酸】

酸の性質をもつ有機化合物。一般に弱酸で、カルボン酸・スルホン酸・フェノール類などに分けられる。酢酸・乳酸・ベンゼンスルホン酸・フェノールなど。 ↔ 無機酸

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

有機酸
ゆうきさん
organic acid

酸性をもっている有機化合物の総称。無機酸(鉱酸)に対する用語であり、鉱物から得られる酸である無機酸に対して、動植物界から得られる酸を有機酸とよんだのが語源である。酸性をもつ有機化合物にはカルボン酸RCOOH、スルホン酸RSO3H、フェノールArOH(Arは芳香族基)、エノールおよびエンジオールなど多種類の化合物が知られていて、これらはすべて広い意味の有機酸である。
 しかし、有機酸として古くから知られている化合物には、酢酸、酒石酸などのカルボン酸が多いので、狭い意味ではカルボン酸をいう。カルボン酸はカルボキシ基-COOHをもつ化合物の総称である。[廣田 穰]

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