ベンチェ省(読み)ベンチェ(その他表記)Ben Tre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベンチェ省」の意味・わかりやすい解説

ベンチェ〔省〕
ベンチェ
Ben Tre

ベトナム南部の省。省都ベンチェ。メコン川デルタ河口部にある省で,同川の分流によって区切られた3つの島から成り,東は南シナ海に面する。メコン川が運ぶ泥質土砂のため土地はきわめて肥沃で,米作地帯が広がり,米の生産量では北に接するティエンジャン省とメコン川デルタの一,二を競う。ココヤシ栽培も盛んで,沿岸部では製塩が行われる。省内には運河網が発達。 1960年には省内数ヵ所で農民による武装蜂起があった。面積 2247km2人口 126万 4300 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む