最新 地学事典 「ベンディング地震」の解説
ベンディングじしん
ベンディング地震
bending earthquake
海洋プレートは,海溝から大陸プレートの下に沈み込む際に折れ曲がることで,アウターライズ(outer- rise)と呼ばれる地形的な高まりを海溝の海側に形成する。アウターライズ地震とも。アウターライズ周辺では,プレートの屈曲により海洋プレート浅部に引張応力場が生じ,海洋性地殻内にホルスト・グラーベン(地塁・地溝)構造が発達するとともに,しばしば浅い正断層型の大地震が起きる。このためアウターライズ地震とも。1933年の昭和三陸地震(Mw8.4)はその典型で,巨大な津波を発生させ甚大な被害を引き起こした。
執筆者:加藤 愛太郎
参照項目:ベンディング
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

