ペロブスキー石(読み)ペロブスキーせき

最新 地学事典 「ペロブスキー石」の解説

ペロブスキーせき
ペロブスキー石

perovskite 露◆перовс-кит

化学組成CaTiO3の鉱物。灰チタン石もしくはペロブスカイトとも。ペロブスキー石上族,ペロブスキー石亜族に属する。直方晶系,空間群Pnma, 格子定数a0.5442nm, b0.7642, c0.5381, 単位格子中4分子含む。擬立方体または擬八面体結晶,{111}での貫入双晶や複雑な集片双晶。黒~暗褐~琥珀色,透明~不透明,金剛~金属光沢,条痕無~淡灰色。劈開{001}に不完全。硬度5~5.5, 比重4.01~4.04。薄片では無~黄~濃褐色,きわめて等方性に近く,屈折率n2.30~2.38。CaはNa, Sr, Ceなどと,TiはFe, Nbなどと置換してペロブスキー石亜族を形成。ロパライト(loparite-(Ce), (Na, Ce, Sr)(Ce, Th)2O6),リューシャイト(lueshite, NaNbO3),タウソン石(tausonite, SrTiO3)などが知られている。主に超苦鉄質岩・苦鉄質アルカリ岩・カーボナタイト・緑泥石ないし滑石片岩スカルンなどに広く産する。名称ロシアの鉱物学者C.L.A.v.Perovski(1792~1856)にちなむ。

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参照項目:ペロブスキー石上族

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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