タウソン石(読み)タウソンせき

最新 地学事典 「タウソン石」の解説

タウソンせき
タウソン石

tausonite

化学組成SrTi O3の鉱物。立方晶系,空間群,格子定数a0.3905nm,単位格子中1分子含む。六面体結晶,六・八面体結晶,粒状。ダイヤモンド光沢。劈開なし。硬度6〜6.5。比重4.88。赤,赤褐,ピンク,灰,白色,条痕帯褐白色。等方性,屈折率n2.2〜2.3。光学異常を示す物あり。Srがある程度Caに置換されていくと正方晶系を経て直方晶系に対称が低下することによると考えられる。ペロブスキー石上族,ストイキオメトリック・ペロブスキー石族,ペロブスキー石亜族に属する。主に,アルカリ火成岩やカーボナタイト中に産するが,日本では新潟県糸魚川地域や岡山県大佐山地域のひすい輝石岩から見つかっている。原産地はロシア・ムルンスキー地塊のアルカリ岩中で,名称はロシアの地球化学者,L. V. Tausonにちなむ。

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参照項目:ペロブスキー石上族

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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