スカルン(英語表記)skarn

翻訳|skarn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スカルン」の意味・わかりやすい解説

スカルン
skarn

接触交代鉱床または高温交代鉱床に,脈石鉱物として産する特有のケイ酸塩鉱物の集合体。柘榴石ヘデン輝石,透輝石,ケイ灰石,ケイ灰鉄鉱,緑簾石,斧石,ベスブ石,ダトライト,小藤石,コンドロダイトなどの特有の鉱物を含む。マグマが冷却する過程の揮発性成分の多い時期末に,未固結のマグマや高温熱水溶液と周囲の石灰岩ドロマイトとの交代作用によって形成される。スカルンの語は,中部スウェーデンの鉄鉱床の脈石に対して用いられた鉱山用語で,ろうそくの灯芯を意味する。

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