ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホイネブルク遺跡」の意味・わかりやすい解説 ホイネブルク遺跡ホイネブルクいせきHeuneburg ドイツ,ウュルテンベルクのドナウ河畔にある砦。ハルシュタット期の後半からラ・テーヌ期の前半にかけて使用されたと考えられる。集落は丘の頂にあり,これを取巻く形で城壁がめぐらされている。ここで最も注目されるのは,ギリシアとの交易を示す多数の出土品である。ギリシアから輸入された陶器はマルセイユとの関連も考えられ,マルセイユ経由で運ばれたのではないかとみられている。砦の外には墓地が造られ,ここからは多くの副葬品とともにいわゆる戦車葬も発見されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by