ほうほけきょう

精選版 日本国語大辞典 「ほうほけきょう」の意味・読み・例文・類語

ほうほけきょう

  1. 〘 副詞 〙(うぐいす)の鳴き声を表わす語。ほうほけきょ。
    1. [初出の実例]「鶯のほう法花経や朝づとめ〈玄利〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)一)

ほうほけきょうの語誌

鶯の春を告げる澄んだ美しい鳴き声が「法華経」という聞きなしにつながったと思われる。「鶯の声にや誰もほれげ経」〔毛吹草‐五〕の例は、「妙法蓮華経」に「惚れ」を掛けたもので、鶯には「経読み鳥」という異名もある。「出雲風土記‐嶋根」の「法吉鳥(ほほきどり)」も鶯とされるが、「ホホキ」もホーホケキョにつながるものであろう。蓮如上人が最期の時に「このうぐひすは法ほききよとなく也」〔空善聞書〕と話したという説もある。

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