ホエルン(その他表記)Hö`elün

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホエルン」の意味・わかりやすい解説

ホエルン
Hö`elün

チンギス・ハンの母。『元朝秘史』には,チンギス・ハンの父イェスゲイ (也速該)がメルキト部のイェケ・チレドから,その妻ホエルンを略奪する物語がきわめて詩的に描かれている。イェスゲイが宿敵タタール部を討ち,敵将テムジン・ウゲを捕えて帰ったそのとき,チンギス・ハンが生れたので,テムジンと名づけたという。ホエルンは,テムジン,カサル,カチウン,テムゲの4人の男子とテムルンという娘を産んだ。やがてイェスゲイに死別すると,この年若い未亡人は幼い子供たちをかかえ,同族の人々から見捨てられながらも,男まさりの働きをして子供を勇士に育て上げた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む