デジタル大辞泉 「ほっしり」の意味・読み・例文・類語 ほっしり [副]1 矢が的などを射抜く音や、そのさまを表す語。「こなたの目を―と射貫くところであった」〈和泉流狂・千鳥〉2 静かにたたずむさま。しみじみと物を思うさま。「欄干に立ちつくして、そなたの空を―と」〈浄・用明天王〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ほっしり」の意味・読み・例文・類語 ほっしり 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )① 物がつぶれる音や矢などが的を射抜く音、またそのさまを表わす語。ぽっちり。ぽっしり。[初出の実例]「ほっしりは、的などに矢の当りたる音歟」(出典:かた言(1650)五)② しんみりともの静かにたたずむさまを表わす語。[初出の実例]「ほっしりとただ独りこそ居れ」(出典:俳諧・玉江草(1677)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例