日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホッラムシャフル」の意味・わかりやすい解説 ホッラムシャフルほっらむしゃふるKhorramshahr イラン南西部、フーゼスターン州の港湾都市。カールーン川とシャッタル・アラブ川の合流点に位置し、対岸にアバダーンがある。人口10万5636(1996)、13万3097(2016センサス)。イラン縦貫鉄道の起点で、同港の貨物取扱量はイラン最大である。高温多湿の地で、周辺にはナツメヤシ畑が多い。イラン・イラク戦争中、一時イラク軍に占領され、多数の民衆が死亡したため、「血の町」の意のフニーンシャフルと改称したが、現在は旧称に戻っている。[岡﨑正孝] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例