ぼて(読み)ボテ

精選版 日本国語大辞典 「ぼて」の意味・読み・例文・類語

ぼて

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「はりぼて」の略 ) かごを紙張りにしたものの総称
    1. [初出の実例]「見て渡り・小さいぼてに反古添へ」(出典:雑俳・机の塵(1843))
  3. ぼてふり(棒手振)」の略。また、その人がてんびん棒でかつぐかご、桶など。
    1. [初出の実例]「渡世に詰りては棒手を振り、日傭を取類は」(出典:政談(1727頃)一)
  4. ( 「はらぼて」の略 ) 妊娠して腹がふくれているさま。また、その人。ぼてれん。

ぼて

  1. 〘 名詞 〙 タナゴ類の俗称。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のぼての言及

【タナゴ(鱮)】より

…霞ヶ浦沿岸では他のタナゴ類といっしょにすずめ焼,つくだ煮などにして食用にする。 タナゴ類Acheilognathinaeは,タナゴ(東京都),ボテ,ボテジャコ(琵琶湖),シュブタ(福岡県),センパラ(岐阜県)などの地方名がある。英名はbitterlingというが,正しくはヨーロッパタナゴRhodeus sericeusに用いる。…

【ヒマラヤ[山脈]】より

…北西のラダックは,古くから小チベットと呼ばれ,チベット仏教(ラマ教)の世界であった。パンジャーブ・ヒマラヤからネパール・ヒマラヤにかけての主嶺以北の高地に,インド人からボテまたはボーティアと呼ばれるチベット人が住んでいる。エベレスト峰南ろく一帯に住むシェルパ族,旧シッキム王国の支配層,ブータン王国の多数派の人々も,強くチベット文明の影響を受けている。…

※「ぼて」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む