ボートグロウン法(読み)ボートグロウンほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボートグロウン法」の意味・わかりやすい解説

ボートグロウン法
ボートグロウンほう

石英あるいは黒鉛ボート (舟) 形容器内で単結晶を製作する方法。3つの方法がある。 (1) 横型ブリッジマン法 温度勾配中をボートを水平方向に移動する。 (2) 温度勾配凝固法 ボートを固定。炉の温度勾配をもった部分に原料融液を置き,温度を徐々に下げることにより単結晶にする。 (3) 横型帯溶融 (ゾーンメルト) 法 ボート移動,帯域溶融法により結晶の純化もできる。これらのうち,(1) の方法がよく用いられ,特にガリウムヒ素単結晶製作の場合にはこの方法をボートグロウン法と呼び,チョクラルスキー法に対比させられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む