ポテイダイア(読み)ぽていだいあ(その他表記)Poteidaia

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポテイダイア」の意味・わかりやすい解説

ポテイダイア
ぽていだいあ
Poteidaia

ギリシア北部、マケドニアカルキディキ半島にあった古代都市。コリント植民市。半島随一の要所で、ペルシア戦争のとき(前480~前479)ペルシア軍の3か月の攻撃に耐えた。その後、アテネデロス同盟に加盟したが前432年に離反し、ペロポネソス戦争が起こる直接的契機の一つとなった。2年の攻囲ののち陥落し、前404年までアテネ領となった。前363年ふたたびアテネが領有したが、前356年にマケドニアが獲得した。戦争で破壊されたが、前316年ごろカッサンドロスによりカッサンドレイアCassandreiaとして再建された。

[篠崎三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む