ポーニー族(読み)ポーニーぞく(その他表記)Pawnee

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポーニー族」の意味・わかりやすい解説

ポーニー族
ポーニーぞく
Pawnee

アメリカ中部,ネブラスカ州プラット川流域に居住していたアメリカインディアンの一民族。言語はホカ=スー語族のカド語系に属する。4つ以上のバンドに分れ,それぞれ村を構成していた。おもにトウモロコシウリなどを栽培したが,17世紀なかば以降ウマを使ったバイソン猟が中心になった。猟の間はティピーという円錐形天幕に住み,村では土をかぶせたドーム型の住居に住んだ。首長シャーマンを頂点とした社会では,戦士が秘密結社をつくり,警察の役割をも果した。占星術を重視し,象徴的な母としてまつられたトウモロコシをめぐる多くの儀礼が行われたが,明けの明星に捧げる幼女のいけにえ儀礼は 19世紀に入ってまもなくすたれている。白人との関係は概して友好的で,アメリカ騎兵隊がほかのインディアンと戦う際には斤候をつとめるほどであったが,1870年代にはオクラホマ州の指定居留地に強制移住させられた。現在の人口は約 2300と推定される。

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