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天幕 てんまく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

天幕
てんまく

テント tentともいう。解体して持運びのできる組立て移動式の家屋。木や金属でできた支柱と,それを包む樹皮,獣皮織布などのおおいから成る。一般に狩猟民遊牧民のような移動的な生活を営む人々に使用される。古来代表的な形式は3種類あり,第1はシベリアツングース語系諸族北アメリカインディアン円錐形の天である。北アメリカではティピーと呼ばれ,3本か4本の支柱の上におおいを置いたもので,平面は円形,炉が中央にある。おおいにはトナカイバッファローの皮が使われている。第2は中央アジアのパオ (包) で,支柱がなく曲った梁で支え,フェルトのおおいをかぶせたもの。第3はアラビアベドウィン族のブラックテントで,平面が長方形で低く傾斜した屋根をもつ大きなものである。

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デジタル大辞泉の解説

てん‐まく【天幕】

天井に張って飾りとする幕。
テント。「天幕を張る」

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大辞林 第三版の解説

てんまく【天幕】

天井に張り渡す幕。
テント。

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世界大百科事典内の天幕の言及

【住居】より

…すなわち,(1)狩猟・漁労,(2)定着的漁労,(3)定着的な海獣狩猟,(4)トナカイ飼養の狩猟・漁労,(5)トナカイ牧畜,(6)農耕・牧畜,(7)遊牧・牧畜である。住居の形態や生活様式は,当然のことながら,このような自然環境や生業形態に規定されてきたが,基本的には,(a)狩猟民やトナカイ飼養の狩猟民の円錐型天幕チュム,(b)定着民の竪穴住居,(c)牧畜民のフェルトの天幕ユルタ(モンゴルのゲル),(d)乾燥・半乾燥地帯の農牧民,農耕民に特徴的な日乾煉瓦・石・土造の住居,が区別できよう。
[シベリア狩猟民の天幕チュム]
 シベリアの広大な部分を占める森林ステップとタイガ地帯は古来から狩猟民の世界であり,たとえば,この地域にもっとも広く分布するエベンキ族(狭義のツングース族)は一年中獲物を求めて移動生活を送っていた。…

【テント】より

…天幕ともいう。移動式の家屋で解体して持ち運びのできる簡易なものを指す。…

※「天幕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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