最新 地学事典 「ポーフィリン」の解説
ポーフィリン
porphyrin
4個のピロール(pyrrole, C4H5N)が四つのメチン鎖で連結した複素環化合物。植物中のクロロフィル・血液中のヘモグロビンと同様な構造。種々の異性体が存在。ニッケルポーフィリン(NiP)・バナジルポーフィリン(VOP)が原油中の特異成分として知られ,プリスタン・ファイタンとともに石油有機起原説の根拠の一つにされる。原油中のポーフィリン濃度は生物劣化作用や脱アスファルト作用で増大し,熟成作用で減少するが,NiP/VOP比は影響を受けにくいため対比の指標となる。
執筆者:平井 明夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

