ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 ポーランド通貨安定化基金ポーランドつうかあんていかききん ポーランドの経済改革を支援するために,西側5ヵ国が設立した総額 10億ドルの通貨安定化基金。 1989年7月のアルシュ・サミットで合意した東欧支援の一環として考えられた。ドイツが2億 5000万ドル,アメリカが2億ドル,日本が1億 5000万ドル,フランス・イギリス・イタリアがそれぞれ1億ドルを拠出し,スイス,カナダ,オーストリア,スペインも拠出している。市場経済の整備のためポーランドの通貨ズロチの公定レートと実勢レートを一本化することを目的としており,ズロチの市場価値を安定化させるため,この基金で市場介入が行なわれることになる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by