実勢レート(読み)ジッセイレート(その他表記)real rate

デジタル大辞泉 「実勢レート」の意味・読み・例文・類語

じっせい‐レート【実勢レート】

外国為替管理によって、公定されたり自由変動を制限されたりした外国為替相場に対し、為替需給に応じて決まる一国通貨の適正な対外価値を示す相場実勢為替相場

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精選版 日本国語大辞典 「実勢レート」の意味・読み・例文・類語

じっせい‐レート【実勢レート】

  1. 〘 名詞 〙 ( レートは[英語] rate ) 公定相場に対して、実際の通貨の対外価値を示す為替相場をいう。実勢相場。実勢為替相場。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「実勢レート」の意味・わかりやすい解説

実勢レート
じっせいレート
real rate

為替レートにおける公定相場に対して,実際に通貨の対外価値を示す相場をさし,実勢為替相場ともいう。為替管理によって相場を公表したり,その変動幅を制限したりすると,公定相場はしばしばその国の経済の実力に応じた実勢レートと乖離 (かいり) してくる。このほか実勢レートという言葉は外国為替相場以外にも使われる場合がある。たとえば日本では 1950年代におけるコールレート,既発債レートにそれがみられた。資金需要が旺盛であったことから日本銀行の銀行に対する指導が人為的に行われた結果生じたもので,それには自由な市場が形成されていなかったことも原因している。

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