ポールシュレーダー(英語表記)Paul Schrader

現代外国人名録2016 「ポールシュレーダー」の解説

ポール シュレーダー
Paul Schrader

職業・肩書
映画監督,脚本

国籍
米国

生年月日
1946年7月22日

出生地
ミシガン州グランドラピッズ

本名
Schrader,Paul Joseph

学歴
カリフォルニア大学ロサンゼルス校修士課程

受賞
カンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞〔1985年〕「Mishima/ミシマ」

経歴
父は厳格で知られるオランダ・カルヴィン派で聖職者になるべく育てられた。18歳で映画に目覚め、コロンビア大学の夏期講座で映画コースを学ぶ。やがて映画雑誌の編集、映画評論家になる。1972年映画「タクシー・ドライバー」の脚本で注目され、’74年「ザ・ヤクザ」、’76年「愛のメモリー」、’77年「ローリング・サンダー」など意欲的な脚本を手掛ける。’78年「Blue Collar」で監督デビュー。以後、性と暴力と魂の救済をテーマにした独自の映像美学を持ち、脚本家及び監督として作品を発表。’85年三島由紀夫が自決するまでを描いた「Mishima/ミシマ」を監督(脚本も)し、カンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞。他の監督作品に「アメリカン・ジゴロ」(’79年)、「愛と栄光の日々」(’87年)、「ザ・コンフォート・オブ・ストレンジャーズ」(’90年)、「白い刻印」(’97年)、「ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター」(2002年)、「Paul Schrader’s Exorcist」(2005年)、「ザ・ハリウッド」(2013年)、「ラスト・リベンジ」(2014年)など。他の脚本に「レイジング・ブル」(1981年)、「モスキート・コースト」(’86年)、「最後の誘惑」(’88年)、「救命士」(’99年)など。映画論に「聖なる映画/小津・ブレッソン・ドライヤー」など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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