マキシムヴェンゲーロフ(英語表記)Maxim Vengerov

現代外国人名録2016 「マキシムヴェンゲーロフ」の解説

マキシム ヴェンゲーロフ
Maxim Vengerov

職業・肩書
バイオリニスト 王立音楽アカデミー教授

生年月日
1974年

出生地
ソ連ロシア共和国ノボシビルスク(ロシア)

受賞
ヴィエニャフスキ国際コンクールジュニア部門第1位〔1985年〕,カール・フレッシュ国際バイオリンコンクール第1位・演奏解釈特別賞・観客賞〔1990年〕

経歴
父はオーボエ奏者、母は合唱指揮者。5歳でノボシビルスク市の音楽院附属学校に入学し、ザハール・ブロン師事。6歳でノボシビルスク・フィル共演。1985年10歳でヴィエニャフスキ国際コンクールジュニア部門優勝。’86年ソビエト国立交響楽団と共演してモスクワデビュー、同年第8回チャイコフスキー国際コンクールのオープニング・コンサートに出演、一躍世界の音楽ファンの注目を集めた。’90年カール・フレッシュ国際バイオリン・コンクールで優勝。以来ソ連国内のほか、各国で演奏活動をして“天才少年バイオリニスト”として話題を呼ぶ。’97年7月ユニセフ音楽特使に任命される。2000年頃には、世界最高のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストの一人に目される。2005年よりロンドンの王立音楽アカデミーバイオリン教授を務める。2012年よりメニューイン講座教授。2008年身体の故障により演奏からの引退宣言をするが、2013年より活動を本格的に再開。1988年より度々来日。2015年には「マキシム・ヴェンゲーロフ・フェスティバル2015」と題して、桐朋学園オーケストラで「シェエラザード」他の弾き振りなど意欲的な活動を繰り広げた。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android