マコマナイ(読み)まこまない

日本歴史地名大系 「マコマナイ」の解説

マコマナイ
まこまない

漢字表記地名真駒内」のもとになったアイヌ語に由来する地名。河川名としても記録される。天保郷帳の「イシカリ持場」のうちに「マコマナイ」とみえ、当地一帯は近代に入り平岸ひらぎし村に包含されたとみられる。一八五七年(安政四年)豊平川沿いをさかのぼった松浦武四郎は「ヲソウシ、またしばし上るや左りの方、ヒコモナイ、又少し上りて温泉一ケ所有」と記している(「丁巳日誌」再石狩誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報