マニュアル絞り(読み)マニュアルシボリ

デジタル大辞泉 「マニュアル絞り」の意味・読み・例文・類語

マニュアル‐しぼり【マニュアル絞り】

カメラで撮影する際、撮影者が意図する絞り値手動でセットする方式手動絞り。→自動絞り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

カメラマン写真用語辞典 「マニュアル絞り」の解説

マニュアル絞り

 レンズの絞りは、もともとは絞り羽根を撮影者が完全に手動でセットするものだった。ところが、 一眼レフ発明で、シャッターボタンに連動する半自動絞り、そしてミラー作動に連動する 完全自動絞りが完成し、いまでは完全自動絞りが当たり前になっている。ところが、 レンジファインダーカメラ のようなカメラのレンズは相変わらず撮影者が手動で絞りをセットするようになっていて、これを自動絞りと区別するために、マニュアル絞りとか「手動絞り」と呼んでいる。レンジファインダーカメラではレンズを通して写る像とファインダーで見える像が別々なので、自動絞りは必要ない。なお、付け加えれば、マニュアル絞りのレンズのほうが構造がシンプルで、小さくできる利点がある。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android