岩石学辞典 「マルク岩」の解説 マルク岩 細粒の脈岩で含石英閃緑岩あるいは斑糲(はんれい)閃緑岩の組成をもつ岩石.斜長石と角閃石の微斑晶が含まれるが,閃緑斑岩とは顕著な斑晶がないことで区別される[Osann : 1892].微閃緑岩あるいは閃緑岩フェルサイトとされた岩石で,その後ミルヒなどはマルク岩が花崗閃緑岩などに伴われることから角閃石ランプロファイアと考えている[Milch : 1902].ドイツのオッデンヴァルト(Odenwald)に産出する. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報