翻訳|diorite
おもに斜長石とホルンブレンドからできている粗粒で完晶質の火成岩。化学組成はカルクアルカリ系列の安山岩に似る。斜長石の量は長石全体の3分の2以上。半自形粒状の組織をもつのが普通である。構成鉱物は斜長石(中性長石(アンデシン)―灰曹(かいそう)長石(オリゴクレース))、ホルンブレンドのほか、黒雲母(くろうんも)と少量の石英(5%以下)、アルカリ長石、磁鉄鉱、チタン鉄鉱、燐灰(りんかい)石、チタン石、ジルコン、ときには紫蘇(しそ)輝石(ハイパーシン)、普通輝石(オージャイト)などである。石英とアルカリ長石は斜長石の結晶の間を埋める形をとることが多い。石英を5~20%含む場合には石英閃緑岩とよぶ。閃緑岩だけからなる岩体は小規模な岩脈、シル、岩株などで、きわめて少ない。閃緑岩の多くは造山帯に石英閃緑岩、花崗(かこう)閃緑岩、花崗岩、斑糲(はんれい)岩の大規模な岩体の一部分として出現する。
[千葉とき子]
diorite
オリゴクレース~アンデシンおよび有色鉱物を主成分とする完晶質粗粒の深成岩。有色鉱物としては角閃石が普通で,ときに透輝石・ハイパーシン・黒雲母を含む。少量のカリ長石を含むことがあり,その量が増すにつれて閃長閃緑岩に漸移。石英を多く含むものでは,有色鉱物の量が減じ,アルカリ長石が増し,花崗閃緑岩に漸移。その中間でアルカリ長石をほとんど含まないものは石英閃緑岩。閃緑岩と斑れい岩の区別は,古くは有色鉱物が角閃石なら閃緑岩,輝石・かんらん石なら斑れい岩。その後,斜長石のAn%(50%を境)が採用されたが,色指数40で両者を区分することが多い。そのほか石英,アルカリ長石,斜長石のモード組成からも分類される。閃緑岩は花崗閃緑岩体の周縁相,斑れい岩の随伴相,独立した小岩体として,混成型・混成貫入型・貫入型の産状を示す。組織も変化に富み,半自形~他形粒状から斑状にわたり,ポイキロブラストの発達することもある。成因的には混成岩が多いとする意見がある。語源のdiorizoは「明瞭な区別」の意味。D’Aubuisson(1819)命名。IUGSの分類もある。
執筆者:青木 斌
参照項目:火成岩の分類図1(モード組成)
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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