マルコウニコフ付加(読み)マルコウニコフフカ

化学辞典 第2版 「マルコウニコフ付加」の解説

マルコウニコフ付加
マルコウニコフフカ
Markovnikov addition

非対称アルケンへのHX型試薬の求電子付加反応において,水素置換のより多い不飽和炭素に陽イオン部分Hが付加し,水素置換のより少ない不飽和炭素に陰イオン部分Xが結合する.この通則に従った付加をいう.この逆の付加様式は逆マルコウニコフ付加とよばれる.金属-水素結合をもつ化合物[MHNn]が非対称アルケンに付加する場合にも,マルコウニコフ付加と逆マルコウニコフ付加がある.[別用語参照]マルコウニコフ則

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む