化学辞典 第2版 「マルコウニコフ付加」の解説
マルコウニコフ付加
マルコウニコフフカ
Markovnikov addition
非対称アルケンへのHX型試薬の求電子付加反応において,水素置換のより多い不飽和炭素に陽イオン部分Hが付加し,水素置換のより少ない不飽和炭素に陰イオン部分Xが結合する.この通則に従った付加をいう.この逆の付加様式は逆マルコウニコフ付加とよばれる.金属-水素結合をもつ化合物[MHNn]が非対称アルケンに付加する場合にも,マルコウニコフ付加と逆マルコウニコフ付加がある.[別用語参照]マルコウニコフ則
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報