マルチプルタイタンパー(読み)まるちぷるたいたんぱー(その他表記)multiple tie-tamper

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルチプルタイタンパー」の意味・わかりやすい解説

マルチプルタイタンパー
まるちぷるたいたんぱー
multiple tie-tamper

軌道高低・通り・水準・平面性の狂いを整正するために道床(砕石砂利)を突き固める大型機械。ビーター、タイタンパーなどの人力作業に比べて効率的で、軌道の仕上がり状態もよく、全国の線区で総突き固め作業の中心となっている。高低・水準狂いを自動的に整正するレベリング機構、通り狂いを整正するライニング機構を備えている。2本の枕木(まくらぎ)を同時に突き固めるスイス製のマチサとオーストリア製のプラッサーのほか国産機種があり、線級、保守間合い、突き固めの延長などによって機種を選んで使用する。

[杉下孝治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む