マルチプルマスターフォント(読み)まるちぷるますたーふぉんと

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

マルチプルマスターフォント

Adobe社のフォントフォーマットで、Type 1フォントの拡張版。プライマリフォント(元になるフォント)のウェイト(線の太さ)や字幅を変更した新しいフォント(マルチプルマスターインスタンス)をその場で生成できる。マルチプルマスターインスタンスはATMなどでも生成可能で、Adobe Illustratorではアプリケーション内から生成を制御できる。マルチプルマスターフォントはフォント名の末尾MM記号をもつ。【歴】もともとAdobe Acrobatでフォント代用機能に利用されていたもの。電子メールなどで受信したPDFファイルを開く際、必要なフォントが受け取った側のシステムになくても、Adobe Sans MMまたはAdobe Serif MMをもとに、近い形のフォントが生成される。

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