マルテンスの伸び計(読み)マルテンスののびけい(その他表記)Martens extensometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルテンスの伸び計」の意味・わかりやすい解説

マルテンスの伸び計
マルテンスののびけい
Martens extensometer

試験片の伸びを精密に測定するための光てこ拡大方式の伸び計で,引張り試験に用いられる最も基本的な伸び計。 F.マルテンス考案による。ナイフエッジ,鏡,スケール望遠鏡から成り,ナイフエッジの先端に鏡があって,試験片の伸びとともに傾く鏡の角度をスケールと望遠鏡で求める。拡大率は約 500倍で,1μm程度の伸びまで測定できる。ナイフエッジをころにしたものを「バウシンガーの伸び計」という。弾性範囲をこすような大きな伸びの場合には,平板状の鏡を十二面体の鏡にし,スケールも円弧状のものに替えて測定する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む