山川 日本史小辞典 改訂新版 「マレー進攻作戦」の解説
マレー進攻作戦
マレーしんこうさくせん
太平洋戦争初頭にイギリスの東アジアでの根拠地を奪うため,日本軍がマレー半島中部に上陸し,半島を南下進攻して1942年(昭和17)2月15日,シンガポールを占領した作戦。1941年12月8日早朝,日本軍は真珠湾攻撃に先んじてタイ領のシンゴラ,パタニー,英領のコタバルに奇襲上陸。主力は半島西岸を,一部は東岸を南下,42年1月31日ジョホール水道に到達。渡河作戦のあと2月11日,シンガポール島のブキテマ高地を占領。給水を断たれた英軍は15日降伏した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報