マントルの不均質性(読み)マントルのふきんしつせい

最新 地学事典 「マントルの不均質性」の解説

マントルのふきんしつせい
マントルの不均質性

mantle heterogeneity

マントルを構成する鉱物粒より大きなスケールでの,マントルの組成的な多様性。地質学的タイムスケールでの,マントルの部分溶融や対流の繰返しによる,数m(あるいは数cm)から地球規模までのさまざまな規模の化学的不均質性。マントルの不均質性は地上に露出したマントル起原岩石の不適合元素の濃度比やSr・Nd・Pb同位体組成などに基づき実証されている。全地球規模の不均質マントルの端成分として,海嶺性玄武岩の起原となりうるデプリートマントル成分,いくつかの海洋島にみられるエンリッチマントル成分のほか,デュパル異常を示すマントル成分などが識別されている。また,局所的に不適合元素に富んだ溶液やメルト(液相)の浸透に伴ったマントルの交代作用による不均質化も認められている。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む