最新 地学事典 「マントル列」の解説
マントルれつ
マントル列
mantle array
中央海嶺や海洋島,大陸地域に産する玄武岩は,マントルの異なった部分の物質を起原としている。D.J.DePaolo et al.(1979)は,これらの玄武岩がSrおよびNd同位体比を両軸にとるダイヤグラム上で直線に沿って分布し,この直線が地球全体の平均的な値を通ることを見つけた。この直線はマントル列と呼ばれ,上部マントルおよび下部マントル物質を代表する二つの原物質成分の混合線と解釈されている。その後,マントル成分が三つ以上あることがわかり,二成分マントルモデルから多成分モデルへと変わってきた。参考文献:D.J.DePaolo et al.(1979) Geoch. Cosmoch. Acta, Vol.43
執筆者:野津 憲治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

