ミグMiG-31(読み)ミグエムアイジーさんじゅういち(その他表記)MiG-31

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミグMiG-31」の意味・わかりやすい解説

ミグMiG-31
ミグエムアイジーさんじゅういち
MiG-31

ソビエト連邦がミグ MiG-25を基本として開発した2人乗りの超音速迎撃機。 1975年9月に初飛行,1983年に配備を開始,1991年のパリ航空ショーで初めて西側に姿を見せた。北大西洋条約機構 NATOのコード名はフォックスハウンド Foxhound。外観は MiG-25と似ているが,エンジンの空気取入口が大きくなり,操縦席はタンデム複座。また電子機器が一新され,自機より低い空域を探索するルックダウン・シュートダウン能力に優れ,レーダによる索敵範囲は 300kmといわれる。燃料搭載量も増えて,航続距離が伸びた。通常4機で編隊を組み,幅約 800kmの空域を捜索する。エンジンは D30-F6ターボファン (アフタバーナ点火推力 15.5t) ,乗員2,全長 22.69m,全幅 13.46m,総重量 46t,最大速度マッハ 2.8,出撃半径 1400km。武装 23mm機関砲1,対空ミサイル8。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む