ミタークシャラー(その他表記)Mitākṣarā

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミタークシャラー」の意味・わかりやすい解説

ミタークシャラー
Mitākṣarā

インドビジュニャーネーシュバラ著書。 1125年頃成立。『ヤージュニャバルキヤ法典』に対する注釈書。「限定された音節数で作られた」という意味題名が示すように,綿密かつ簡潔な,ヒンドゥー法の基本的典籍一つ。ベンガル地方を除くインド全域で広く採用された。

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世界大百科事典(旧版)内のミタークシャラーの言及

【ミタークシャラー学派】より

…インドの2ヒンドゥー法学派の一つ。1120年ごろ,デカンのカルヤーナに都したチャールキヤ朝ビクラマーディティヤ6世の大臣であったビジュニャーネーシュバラVijñāneśvaraの法律書《ミタークシャラー》に基づく学派。この書は《ヤージュニャバルキヤ法典》の注釈書で,ダルマ・シャーストラに基づきながら,8世紀以後の諸注釈を検討して,デカンの社会に適合した法規定,社会規範の体系を樹立した。…

※「ミタークシャラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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