ミノルスキー(その他表記)Vladimir Fyodorovich Minorskii

改訂新版 世界大百科事典 「ミノルスキー」の意味・わかりやすい解説

ミノルスキー
Vladimir Fyodorovich Minorskii
生没年:1877-1966

ロシア生れのイスラム学者。モスクワ大学法律を学び,外務省に入る。第1次世界大戦中,トルコ・イラン国境画定委員会に参加。これがきっかけとなって東洋研究に転じた。ロシア革命後,パリに移り,1932-44年,ロンドンの東洋学院でイラン学を講じた。アラビア語,ペルシア語史料を使った文献学的な歴史地理学,クルド史,サファビー朝官制史の研究に優れた業績がある。主著は《イラニカ》(1964)。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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