ムクチ=バヒニ(その他表記)Mukti-Bahini

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムクチ=バヒニ」の意味・わかりやすい解説

ムクチ=バヒニ
Mukti-Bahini

バングラデシュ独立戦争をになった解放軍の呼称。 1971年3月 26日パキスタン軍が東パキスタン弾圧を開始すると同時に,パキスタン軍を離れた東ベンガル部隊,東パキスタン・ライフル部隊,州警察,民間義勇隊が中心となって形成された。3月 27日には全国人民党も自派勢力に解放軍への結集を呼びかけた。4月 17日バングラデシュ臨時政府は,A.ウスマニを解放軍総司令官に任命,軍の編成を整えたが,兵器,弾薬の不足に悩まされた。もっぱらゲリラ戦で抵抗を続け,同年 12月第3次印パ戦争が始ると,インド軍とともに戦った。終戦時の総兵力は 10万~20万人といわれた。独立後は,バングラデシュ国軍の中核となったが,中央指導部と解放を直接に戦いとってきた解放軍人たちとの間に亀裂が生じ,これがのちの軍事政権誕生の遠因となった。

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