精選版 日本国語大辞典 「むしむし」の意味・読み・例文・類語 むし‐むし 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 湿気が多く蒸し暑いさまを表わす語。[初出の実例]「むしむしあつき閨の戸のうち 花もよくつかんかうじのむろにして〈良継〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)三)② 不安や怒りなどで気分が晴れないさま、また、不平・不満などを言動に出すさまを表わす語。[初出の実例]「かくとはいひ出ねとも、むしむしとしてうきたたぬか」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一四)「だん那むしむしいわしゃれば、是非なし」(出典:咄本・鹿の巻筆(1686)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例