最新 地学事典 「ムスマンナイト」の解説
ムスマンナイト
muthmannite
化学組成AuAg Te2の鉱物。単斜晶系,空間群P2/m,格子定数a0.5124nm, b0.4413, c0.7437,β89.96°,単位格子中2分子含む。通常真鍮黄色で一方にのびた板状結晶。新鮮な破面は灰白色で粉状の場合は鉄灰色。伸長方向に完全な劈開が発達,硬度2.5,比重5.598。HNO3に溶けAu残渣を生じ,HClではAgCl沈殿を生ずる。ルーマニアのNagyágでは他のテルル化物,特にクレンネル鉱とともに産する。化学者・結晶学者のW.Muthmannにちなみ命名。
執筆者:青木 義和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

