ムビラ

百科事典マイペディア 「ムビラ」の意味・わかりやすい解説

ムビラ

mbiraとも。アフリカ南東部のジンバブエやザンベジ川下流文化領域にみられる親指ピアノ。ムビラに複数を示す種々の接頭辞をつけたり(ティンビラtimbila,ディンビラdimbila,マンビラmambira),音節を重複させる(マンビリラmambirira)と木琴を表す名称になる。
→関連項目チムレンガ

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世界大百科事典(旧版)内のムビラの言及

【サンザ】より

…またいっそう豊かな音量を得るために大きなふくべの頂上を切り取った共鳴器の中に楽器をすっぽり入れて弾奏することも広く行われている。 サンザの名称はコンゴ民主共和国の一地方の呼び名で,ほかにムビラmbira,カリンバkalimba,リケンベlikembeなど,地域によって,楽器の形態によってさまざまな呼称がある。欧米ではこれを〈親指ピアノthumb piano〉の通称で呼ぶことが一般化している。…

※「ムビラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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