接頭辞(読み)セットウジ(その他表記)prefix

翻訳|prefix

デジタル大辞泉 「接頭辞」の意味・読み・例文・類語

せっとう‐じ【接頭辞】

接頭語

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精選版 日本国語大辞典 「接頭辞」の意味・読み・例文・類語

せっとう‐じ【接頭辞】

  1. 〘 名詞 〙せっとうご(接頭語)
    1. [初出の実例]「助の辞を、己に結合すること往々あり。〈略〉而して、名詞の頭に接するものを接頭辞と称し」(出典:日本口語文典(1906)〈鈴木暢幸〉二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「接頭辞」の意味・わかりやすい解説

接頭辞
せっとうじ
prefix

接辞の一つ。それ自身単独で発話されることがなく,常に語根自立語 (または自立語に音形も意味も似た形態素 ) に前接して全体で一語を形成し,その語根や単語に語義的特徴ないしは文法的特徴を加える役割を果す言語形式をいう。「お-寺」「まん-中」,prefixなど。接頭辞には「オ-」のようにいまなお生産力がある生きた接辞と,「素-手」「素-足」「素-顔」の「素-」のように限られた単語にしかつかず,すでに生産力を失ったものとがある。「か-弱い」「た-やすい」「さ-霧」などにおいては,現在では意味が不明瞭か不明なものになっている。接辞は自立性の点で合成語の構成要素と区別されるが,「うち-明ける」「さし-戻す」など,その固有の意味が失われ,境界線上にあるものもある。

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百科事典マイペディア 「接頭辞」の意味・わかりやすい解説

接頭辞【せっとうじ】

接辞

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世界大百科事典(旧版)内の接頭辞の言及

【語尾】より

…なお,派生語尾がついてできあがった語幹や単語が長い時間を経過すると,その語尾の意味が不明瞭になり,語尾といえるかどうかわからなくなる場合もある。なお,接尾辞は語幹または語根の前に付着する接頭辞,真ん中に割ってはいる接中辞などとともに接辞と総称する。【湯川 恭敏】。…

※「接頭辞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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