むやむやの関(読み)むやむやのせき

精選版 日本国語大辞典 「むやむやの関」の意味・読み・例文・類語

むやむや‐の‐せき【むやむや‐の関】

  1. [ 1 ]
    1. [ 一 ]うやむやのせき(━関)[ 一 ]
      1. [初出の実例]「あづまぢのとやとやとをりのあけぼのにほととぎすなくむやむやのせき〈よみ人しらず〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二一)
    2. [ 二 ]うやむやのせき(━関)[ 二 ]
      1. [初出の実例]「西はむやむやの関、路(みち)をかぎり、東に堤を築て秋田にかよふ道遙(はるか)に」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)象潟)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 女陰
    1. [初出の実例]「むやむやの関守髭をはやしてる」(出典:雑俳・柳多留‐四三(1808))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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