ムリオン

最新 地学事典 「ムリオン」の解説

ムリオン

mullion

棒状に割れる岩石片。E.Hull et al.(1891)命名。マリオンとも。G.Wilson(1953, 61)によれば,ムリオンはファブリック軸b平行で,次の4種類が認められる。褶曲ムリオン(fold mullion):S面の円筒状褶曲による。特に分離した褶曲軸部。層面ムリオン(bedding mullion):層面の波状褶曲による。劈開ムリオン(cleavage mullion):幾組かの共軸交差S面による。不規則ムリオン(irregular mullion):断面が不規則で,ムリオンの側面はS面と関係が薄い。ムリオンからなる岩石構造をムリオン構造(mullion structure)という。ムリオン構造は軸対称性の圧縮によってできたもので,軸方向の伸長を伴うと解され,B.Sander(1948)の狭化(Einengung)の例とされている。なお,断層面上で変位方向に平行な溝状構造に対してムリオン構造を用いる人もいる(C.K.Leith, 1923など)。なお,海洋地質分野においてメガムリオンと呼ばれる構造がある。

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