ムンクの「叫び」(読み)むんくの「さけび」

知恵蔵mini 「ムンクの「叫び」」の解説

ムンクの「叫び」

ノルウェー出身の画家、エドバルト・ムンク(Edvard Munch)の代表作。1893年に油彩画により発表され、その後、パステル画リトグラフなどで5点以上の「叫び」が制作された。油彩画は縦91センチメートル・横73.5センチメートルで、オスロ国立美術館に所蔵されている。渦巻き流れるような赤・青・緑を背景とし、橋の上で両耳を手で塞ぎ目と口を大きく開けた人物が描かれている。マンガ・映画・テレビ番組など多くの作品に影響を与えており、ネット文化における絵文字にも採用され定着している。2012年5月2日にサザビーズが行った競売では、1895年作のパステル画が当時史上最高額の1億1992万2500ドル(約96億1000万円)で落札された。

(2017-4-27)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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