メキシコ湾岸油田(読み)めきしこわんがんゆでん(その他表記)Gulf Coast Oil Fields

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メキシコ湾岸油田」の意味・わかりやすい解説

メキシコ湾岸油田
めきしこわんがんゆでん
Gulf Coast Oil Fields

アメリカ合衆国テキサス州ルイジアナ州などのメキシコ湾岸の油田群。以前は陸上の油田群をさしたが、最近はメキシコ湾の海洋油田群をさすことが多い。海洋油田の規模中程度であるが、海洋油田開発の最新技術が用いられている中心地域で、1980年には2000本以上の坑井が掘削され、50以上の油田が発見された。また、メキシコのメキシコ湾岸でもレフォルマ油田やカンペチェ油田などの大油田が開発されており、メキシコ湾岸とその周辺大陸棚は大油田地帯を形成している。

[田中正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android